森林インストラクター試験対策 おすすめ書籍
森林インストラクター入門
森林インストラクターの養成や資格試験に必要な情報が盛り込まれています。本文は読みやすい2色刷りで、イラストや写真も豊富に掲載されています。各テーマはコンパクトにまとめられ、読みやすく利用しやすい編集がされています。森林に関する自然科学や社会科学的知識が総合的に整理され、参考書として最適です。自然観察や野外レクリエーション活動の指導や運営に必要なノウハウが網羅されており、森林関係イベントの企画や運営方法も実践家によって具体的に書かれています。参考文献や関係機関、施設に関する情報も網羅されており、より詳しい情報を求める読者にも便利です。この本は、森林インストラクター活動に実践的に役立つ一冊です。
林野庁監修/全国林業改良普及協会 4,400円
森林・林業白書
森林インストラクターは、環境教育推進法の基づく国の登録事業です。そのため試験では、日本の森林・林業が抱えている課題等に関連した出題も少なくありません。それぞれの課題に対する現状と国としての解決の方向性や取り組みなどをしているのかを理解して、ご自身の意見をまとめておくことは、試験対策として重要です。
例えば「我が国の林業の低迷」「我が国の自然災害」「野生動物による森林の被害」「山村問題」「地球温暖化防止と森林の役割」などに関連する出題は頻出です。
そのような課題の概要や最新の取り組みなどを知ることができるのが、森林・林業白書です。森林インストラクター試験対策として、特におすすめしたい参考図書です。以前の「林業白書」は文章が中心で論文のようでしたが、最近では写真や図も多く掲載されており、一般の方にもわかりやすく、なじみやすい内容・構成になっています。
林野庁 2,420円
葉で見わける樹木
森林インストラクター試験科目の「森林」では、毎回必ず木に関する特徴等が問われる問題が出題されます。その対策として大変役立つ本です。葉の特徴から樹木を検索できるガイドブックで、実物の葉をスキャニングした鮮明な画像とともに葉の特徴と樹種の特徴を解説しています。同じような葉でも見分けるポイントがわかりやすい言葉で説明されているので、初心者でもよく理解できます。小型なので携帯でき、公園の木々などを調べることができ、とても便利です。ちなみに私も森林インストラクターの試験対策学習中には、つねにこのハンドブックを携帯し、通勤時や昼休みには、公園や街路樹を調べていました。私の知る限りは、市販されている同種の本の中では最も優れており、自信をもっておすすめできる書籍です。
林 将之 著/小学館 2,134円
森林インストラクター養成講習テキスト選集
森林インストラクター養成講習会で使用するテキストを試験科目別(森林・林業・森林内の野外活動・安全及び教育の4科目)に整理し、「森林インストラクター養成講習テキスト選集」として1冊の学習教材(A4サイズ・440ページ)にしたもので、森林インストラクター資格試験を受験する際の基本となる参考書です。
基本的に養成講習会の講師が一次試験の問題を作成するので、講習会に参加できなかった方でもこちらで学ぶと試験対策として役立つと思います。
全国森林レクリエーション協会 3,660円