欧州材 おうしゅうざい

ヨーロッパから輸入される木材の総称

欧州材とは、ロシアを除くヨーロッパ各国(欧州)で生産され、輸入された木材の総称。日本の木材供給量の約8~9%を占めています(2016年現在)。ほとんどは、製材品(角材や板材など)で、特に構造用集成材の材料(ラミナ)が多く、集成材(柱や梁、桁に使用される構造用集成材)としての輸入も目立っています。
主な輸入元は、フィンランド、スウェーデン、ルーマニア、オーストリアです(2018年現在)。
なお、主な欧州材の樹種は、次のとおりです。

  • ホワイトウッド(=オウシュウトウヒ、ドイツトウヒ)
  • レッドウッド(=オウシュウアカマツ、アカマツ、パイン材)
  • ヨーロピアンホワイトオーク
  • ブナ(=ビーチ)

欧州には様々な種類の木が生育しており、その中から用途に適した木材を選別し、建築や家具、インテリアなど、さまざまな用途で利用されています。欧州材からつくられる製品は、品質の高さと美しさで定評があります。また、欧州の森林は、持続可能な森林管理が行われているという点でも評価が高く、環境にも配慮した製品としても注目されています。


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