源平 げんぺい

赤身と白太が混在している木材

スギやヒノキ、カラマツなどの丸太の断面を見たときに、中心(樹心/樹芯)を取り巻くの赤っぽい部分とその周辺部の白っぽい部分に分かれていることがあります。前者を「心材」といい、その色合いから「赤身」と呼んでいます。それに対し、後者を「辺材」といい、その色合いから「白太」と呼んでいます。 この心材(赤身)と辺材(白太)が混在している板などを「源平」とよんでいます。これは、かつて、源氏が白旗、平家が赤旗を掲げて戦ったことに由来しています。芯材は辺材の細胞が死んで変質し、赤く変色したもので、硬くて腐りにくいという特徴があり、辺材は比較的節が少ないという特徴があります。


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