木づかい運動 きづかいうんどう
2005年度から林野庁が推進している国産材利用推進のための国民運動で、平成17年4月28日に閣議決定された京都議定書目標達成計画の森林吸収源対策の一環として地球温暖化防止の観点から国産材の利用を推進する目的で始まりました。キャッチフレーズは「国産材、使って減らそうCO2」。日本では国産材の需要が低迷し、林業が衰退、結果として手入れが行き届かない森林の荒廃が進んでいます。また、戦後に植林され、利用期(収穫期)を迎えた豊富な森林資源が使われないまま潜在しています。森林資源の循環利用を進めるためには、木を使うことの良さや意義、森林づくりの重要性について、若い世代や木材利用に関心の薄い層などを含め、幅広く国民の理解を促し、行動につなげていくことが重要です。このため、広く一般消費者を対象に木材利用の意義を広めて木材利用を拡大するための「木づかい運動」の取組が実施されています。木づかい運動では、シンポジウムやセミナー、展示会、顕彰制度、ロゴマーク(木づかいニッポン/木づかいサイクルマーク)、ウェブサイトを開設するなどして実施されています。